崩壊した現場は、想像を絶するものとなっており
犬や猫を保護する傍らで、清掃も同時進行せざる負えないところもあります。
人でも足りないため、清掃ボランティアを募集するということも
多いかと思います。
清掃ボランティア、参加したいけれど
何を準備すればいばいいかわからないし不安・・・
迷ってらっしゃる方のために、準備品と流れをまとめて
みましたので、ご参考になればと思います。
まずは現場に行く際の身支度と用意するものです。
身支度
①レインコート上下 薄手
(袖口部分はゴムが入っているもの・使い捨てできるもの)
ポンチョは動きづらいのでNG。
中に裏地があるものは汗が蒸発しないため脱水になりやすい。
また熱が逃げず疲れやすくなる。
100均にて売っているものでOK。替えも持参。
なければ、ウィンドブレーカー上下(使用後はハイター液をいれて洗濯)
袖口等はゴム入り

防護服もあれば助かりますが、水仕事には向きません。

②長靴
裏に滑り止めが凸凹あるものは、フンを踏み底に付くため あまり凹凸がないもの。
ひざ下までの物
不織布靴カバーは糞がつくため、コンクリートに汚物を運んでしまうためビニール製が良い。
長くつの口が広い場合は、ガムテでズボンとの隙間を埋めるように止めておく。


③ゴム手(替えも必要)
肘下までくるものが良い。水や汚物が入りにくいため。

④ゴーグル
アンモニアで目が染みるため、あれば良いがなくてもOK

⑤不織布キャップorシャワーキャップ
使い捨て
汗をかくため不織布キャップが使いやすい。

⑥マスク
キャップの上からマスク装着
隙間なく口、鼻を覆うものがよい。

帰る際には着替え、長靴はハイターで水洗いし
ビニールに入れて持ち帰る。
現場で洗えない場合は、ビニールに入れて持ち帰り
ハイタ―で消毒し乾かせばOK。
注意:室内外を消毒する際は衣料用ブリーチを。
但し、感染症(パルボ)などが出ている現場では
現場を出る際、消毒薬を持参し噴霧して持ち帰ります。
以下の商品は人体にも噴霧できると書いてあります。
肌がかぶれる方は、注意。
動物にも直接噴霧可能。
★参考商品
バイオウィル
パルエックス


清掃ボランティアに参加して
飼い犬(猫)に病気を持ち帰りませんか?と問われることがあります。
感染させないために、十分な準備をする必要があります。
飼い犬(猫)へのワクチン接種が済んでいるか。
子犬を飼育している方は、ブリーダー崩壊・多頭現場にはなるべく行かない。
持ち物は使い捨てのもの、最小限度の荷物で。
現場の物(ほしいものがあっても)は持ち帰らない。
使ったものは、その場でハイター希釈水で洗い流し
最後に上記★消毒薬をまんべんなく噴霧する。
車に乗る前に着替える。
靴を履き替える。
使用した車にも消毒薬を噴霧する。
自分の体にも洋服の上から噴霧し帰宅後、すぐに
洗濯すること、お風呂に入ることで感染を防げます。
私たちは上記の方法で行っていますが
飼い犬が感染したこともありません。
N02道具編へと続く・・。
Comment